日記
2011.06.27.Mon
老舗の生地屋から生まれたグランドルー
田渕商事さんの生地倉庫の写真です。
グランドルーは、この大阪の老舗の生地屋さんから生まれました。
http://www.granderoue.jp/textile/
長年、(何年かと言うと、私の年がばれますが、ばれてもいいので言いますと、24年・・回りくどいね)
そう、二十歳の時から、デザイナーと生地屋さんとの関係で、
生地を選びに行ったり、生地の裏の加工を相談し、1~2M加工してもらったり、
それでサンプルを作り、本番生産してもらったり、
そして、担当の方が病気になったり、東京転勤になったり、私が東京に行ったり、今の社長さんが専務さんだった頃からの、長い、長い、お付き合い。
「田渕商事のオリジナルのブランドを作りたいんやけど、手伝ってくれへんか。」
ある日、ファミレスに呼び出され、社長と当時の担当の方に真剣な顔で言われましたが、
「社長、タイミング悪いわ~、私、妊娠したんですぅ。」・・・と私。
そう、私は妊娠したてで、まだ社長にお伝えしてなかった!!!
「えっ!!!妊娠したん!?あーーーーーーー!」と、社長。
仕事一筋に来た私が結婚した事にもびっくりしてた社長だし、スピーチしたくせに結婚した事も忘れてはった!?っぽいし・・・・・37歳で妊娠した事に、そんなにびっくりせんでも・・・・。・・くらい、びっくりしてました
しかし、言い出したらきかないB型の社長。
「妊娠しててもかまへん。何とかなるやろ、。」
・・・・え~・・・・。
との事で、グランドルー事業部が始まりました。・・・めちゃくちゃやねぇ・・・・。
妊娠したての私は、
「生地屋がファッション界のトレンド競争に立ち向かっても、ライセンスを取ってる訳でもなく、私が有名デザイナーでもなく、生地の販路があっても商品の販路もなく、営業マンもいない中で、誰に向かって何を作ればいいのか。」
試行錯誤が始まりました。
出した結果が
●生地屋さんの特性を生かす事。こだわりの生地を作ろう!
●今の私の状況にこの仕事が舞い降りてきたのには、何か意味があるはず。妊娠・子育て・仕事・家族。新しい 私の生活に必要なモノは何か考えよう!!
●無駄な物・本当に大切な物に対する人々の目線が高度になっている世の中。長く使える、生活に便利で楽しく豊かになる、本当に必要なモノを作ろう!
●可愛い~、便利~、すごーーぉい!等、感動、ビックリを与える位の作り込んだモノを考えよう!
・・・という事で、お腹の子と対話しながら、うーーーん、うーーーーん、と、子供を産む前に商品の産みの苦しみ、楽しみを味わう事となりました。
この生地屋さんがグランドルーの原点。始まりは、コハル妊娠中の春のファミレス。
この生地の反物の倉庫を見ると、なんとも味わい深い、ベースに帰る気分。
オリジナルプリントは「知的障害を持った方の絵をプリントしよう!!」と思いたったのは
・・・・・・また次のブログで~・・・・いきなり、続く。